【2009.11.18】
私の部屋、ちょうど私の座ってる背中に位置する本棚に
長年鎮座してきた仕事の本。
数ある本棚の中で、一等地を占有してきたこれらの仕事の本ですが、
ぶっちゃけほとんど見る事もなく、
ただただ本棚を占有していたにすぎなかったのです。
とはいえ、ちゃんとお金出して買ってきた本です。
気持ちは入ってますんで、いい値段で売るべく
ずっとオークションで流してましたが
ようやく買い手が見つかりました。
本を抜き出すと、本棚がごっそりとあきました。
なんといっても、75冊で57冊、合計132冊もありましたから。
132冊もあるので、梱包も一筋縄には行きません。
段ボールに入れたりひもで縛ったり、もう大変。
さらに大変なのが、重量で、
これだけで150kgはくだらないわけで
発送するとなると、一体いくらの送料がかかるのか?
そこが長い間売れずに残っていた最大の理由だったのですが、
今回はお話を頂いたのが京都の方だったので、
私が配送するということで、買っていただくことになりました。
我が家から下道をトコトコと走って2時間ちょい。
到着したその場所は、私がずっと憧れてなしえなかった
しゃれたデザインの仕事場。
まさに、その仕事の方!って感じの
うらやましいオフィスでした。
長年買い続けてきた本を手放すのはある意味
もったいないし、本当によいのかと
何度も自問自答してしまうのですが、
ちゃんとした方に引き取られて有効的に利用されるのであるから
これで良かったのだと思うのです。
帰り道、いろいろ考えながら帰ってきました。
本が売れてお金をもらって、ああ、良かった・・・。
のですけど、今日これらの本を手放したことで、
ある意味、自分自身のいままでやってきた仕事の
ひとつの区切りにもなった感じがします。
ほとんど見ないけど、買い続けてきた本。
それは、ある意味自分がこの仕事にしがみつき、
その仕事で飯を食ってきたという自負というか、
なんというか、言葉にできないつながりがあったんだとおもうのですが、
それが無くなりました。
これでもうおしまいなんかな〜。
スッポリなくなったスペースには、
はやくも待っていたかのように、
あれこれと入ってスペースが埋まってしまいました。
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